ムンバイ、2021年7月22日 – アジアに特化した大手プライベート・エクイティ投資運用会社のPAGは本日、アクメ・フォーミュレーション(Acme Formulation Private Limited、以下「アクメ」)の経営権取得に合意したことを発表しました。アクメは複合製剤を主力とする大手の医薬品開発製造受託機関(CDMO)です。PAGは約1億4,500万米ドル(約105億4,000万インドルピー)を投じて同社の経営権を取得する予定です。
2005年にビラル・シャー(Viral Shah)氏が設立したアクメは、インドおよび世界の主要製薬会社に受託製造開発サービスを提供しています。無菌注射剤、ホルモン剤、その他の複雑な経口固形製剤などの製品に焦点を合わせています。40か国以上に製品を輸出し、世界有数の製薬会社の信頼できるパートナーとなっています。シャー氏は今後も重要な少数株主持分を保有し、マネージング・ディレクター兼CEOとしてアクメの経営にあたります。
PAGのインド・プライベート・エクイティ部門責任者、パートナー兼マネージング・ディレクターのニクヒル・スリバスタバ(Nikhil Srivastava)は次のように述べています。「アクメは、高い品質を誇る製造だけでなく、無菌注射剤など魅力的な市場のリーダーとして定評があります。創業以来アクメを率いてきたビラル氏と力を合わせ、同社の成長をさらに加速できると期待しています」
アクメ創業者でCEO兼マネージング・ディレクターのビラル・シャー氏は次のように述べています。「アクメがこれまで成功してきた基盤として、3つの原則があります。すなわち、イノベーション重視、顧客第一、そして高品質の製造に対する最高水準の国際基準を満たす能力です。製薬会社への出資で確固たる実績を持つPAGは、アクメが今後も成長を続けるうえで理想のパートナーだと言えます」
2019年以来インド市場への投資に力を入れてきたPAGは、PAG Asia IIIバイアウト・ファンド(60億米ドル)から同市場に投資を行っています。アクメの買収で、PAGによるインドへの投資は5億ドルを突破することになります。最近の案件には、インド最大級の資産アドバイザリー会社であるエーデルワイス・ウェルス・マネジメント(Edelweiss Wealth Management)や大手医薬品原薬(API)メーカーのアンジャン・ドラッグ(Anjan Drug)があります。
PAGはアジアに特化し、プライベート・エクイティ、アブソリュート・リターン、不動産などの戦略を持つ大手プライベート投資運用会社です。PAGは世界11か所の主要オフィスに200人以上の投資プロフェッショナルを擁し、ヨーロッパ、北米、アジア、オーストラリア、中東の機関投資家を顧客として400億米ドルを運用しています。詳細についてはwww.pag.comをご覧ください。
アクメ・フォーミュレーションは、インドおよび世界の大手製薬会社に向けた受託製造と研究開発サービスを提供する大手プロバイダーです。EU GMP承認を受けた3か所の生産拠点を構えています。また、甲状腺ホルモン剤のレボチロキシンや女性用リプロダクティブ・ヘルスケア製品の大手メーカーでもあります。子会社のイマキュレ・ライフサイエンス(Immacule Lifesciences Private Limited)を通じて、米国FDA承認を受けた無菌注射剤工場を有しています。インドのヒマーチャル・プラデーシュ州を拠点とし、アクメと子会社で2,300人を超える従業員を雇用しています。詳細についてはwww.acmeformulation.comをご覧ください。
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